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No.001
東京都 N様

初めて頂いたオーダーは、若かりし頃、某アパレルのデザイナーをされていたと言うだけあってデザイン画を書いて来て下さいました。色使いも大胆で粋です。さらに、額縁の中には伯母様の形見として頂いたクロコダイルのハンドバッグから切り出して入れるようご希望されました。なんと、最初から難問。古いハンドバッグが綺麗に分解できるか、クロコの革の状態はどうだろうか、、、ゆっくりゆっくり手加減しながら手縫いで縫い上げると、これはまさに「再生」、もう一度あのハンドバッグを蘇らしたようで、感動しました。世界に一点しかない無二のあなただけのバッグが出来上がりました。
最初の製作だったので、お手紙でステッチの入れ方の見本とか、取っ手の形状とか確認しながら、N様と一緒になって作り上げた感じです。ありがとうございました。

seijiro
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No.002
京都府 Y様

元気のいいご主人様が奥様へ、シックなカバンをと、私にお任せでご依頼されました。深い黒色のこのアニリンカーフにカンガルーファーの黒をマッチングさせてみました。少し物足らないので「再生」をテーマにお願いしてタンスの中から持って来て頂いたムートンコートから切り出したベージュのファーを反対側に入れてダブルフェイスのハンドバッグの出来上がりです。お洋服や、場所によって持ち方を変えてみてはいかがでしょうか。ありがとうございました。

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No.003
岡山県 Y様

遂に、ご依頼がきました。和装にもこのLE CADRE のデザインは合うだろうなっと思っていたのでやり甲斐のあるオーダーです、Y様ありがとうございます。
本当にセンスのいい奥様で、トントンと仕様を決めて行かれました。まず、やはり、帯地の中のどの柄を使うか、花のモチーフの織り柄のこの帯はたくさんの花が織りこまれていましたが、お好きなのを二柄選ばれて、黄色系を表側に、紫色系を裏側にレイアウト。 次に、本体の色は黒なので、ハンドルを大胆にも赤にされました、そうするとステッチは黒革に赤ステッチ、、粋な配色が決定しました。何ともモダンな和装バッグの出来上がり。
さあ、製作開始。まず、帯地をご指定の位置でカットしようとしたところ、おやおや、生地に少しキズがありました、いやー切り始めなくて良かった、何とかキズをぎりぎり避けてお聞きしていたモチーフが納まるようにカット、取り返しのつかない一点もののお預かり生地は、心臓に悪い仕事になりそうです。
製作中にアトリエに来られたお客様からは、「わーこんなの出来るの。」「かっこいい。」と皆様からお褒めいただきました。 Y様、本当にありがとうございました。

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No.004
京都府 M様

遂に、第二作目の和装の「再生」のご依頼です。M様の持ち込まれた素材は、60代で早くに亡くなられた義理のお母様の形見の羽織です。ご拝見して織り柄のあるシルク生地にシックな色で染められた沙羅紋様、、、ウーム...これは初めての薄地...難しそう。しわやたるみが出たら失敗やなー...そんなことで怯えていては始めた意味がない、何とか乗り越えよう、、、頭の中でぶつぶつ言いながらM様に柄の中にある気に入ったモチーフを決めて頂きました。縫い糸の色を迷われましたが、何とか仕様は決まりご注文頂きました。
さあ、M様の製作の時期になって来ましたが、頭の中で創り方をイメージしてもなかなか始められない、今まではツウィード系の厚地しかやったことがないので先が読めない、まず、羽織の袖にモチーフの柄がいくつかあるので袖を外して、パーツ見本を作って試しながら進めていこう。必要なのは中に仕込む革の厚み、シルク生地に貼る芯地、シルク生地をフワッとさせる綿の量、地縫いしたときのシルク生地の張り具合、基布に麻キャンバスは、もっと固い方がいいか、やっていくうちに少しずつ霧が晴れていくように先がみえてきた。
イヤー大変でしたが、いい感じのやわらかい盛り上がりで生地が納まり、手縫いのやさしい表情とよく合っています。和装の生地ですが、これなら洋服にも合いそうで、素敵です。2013年の年内にお納め予定でしたが年越しをM様に許していただき丁寧に時間をかけた甲斐ありこのように自然な感じに仕上がりました。「納得のいくように仕上げてください。」と言ってお時間を頂き感謝です。
ありがとうございました。

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No.005
大阪府 N様

展示させて頂いた東京都 N様のル・カードルに刺激を受けられて、郵送で届いた大阪府N様の素材は、何とクラウンが大きく綺麗に揃った背ワニ。しかも、お祖母さまが使っておられたがま口。金具が壊れてしまったので革だけ綺麗に外した取っておいてたそうで、さすが、がま口、二つ折りになった癖がきっちりついていて困った困った。

まず、この折れ曲がった癖を取らなくては進まない。、、、、、、、、、、、どうやって、、、、、、、、、、 何十年も前の素材、、、、、、、、、しかも大きさはギリギリ、切り方は一つだけ、、、、、、、、、、、、 クロコといえども所詮、革であるので革の持つ可塑性を利用すれば真っ直ぐ平らになるのでは?、と言うことで水で濡らしよく絞った布巾に挟み、重石をして、慎重に毎日見ながら一週間、やっとの事で真平らになりました。ここからは、静かな手縫いの仕事。
この素材の仕上げのポイントはクラウンを潰さない、クロコの触り感を硬い感じにしない事、手縫いなら微妙な手加減が出来るので安心。
表面しか取れなかったので裏面はカンガルーファーにさせて頂きました。クロコのブラウンがいい感じにアンティック色でまたまた凄い逸品に仕上りました。本当にありがとうございました。

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