テーマは「再生」。
あなたの大切な洋服や和服を、世界でたった一つの美しいバッグとして、よみがえらせます。
生地から切り出す柄の位置、配色、取手の形状やステッチの入れ方など、お客様のご希望に沿って、オーダーメイドで製作します。
思い出に新たな命を吹き込む額縁(=”Le Cadre”)には、透明感ある上質な牛ヌメ革を使用。
一針一針に思いを込めた、手縫いならではの優しく温かな風合いを、お楽しみください。
現代アートのような鮮烈さと、ほのかに香るノスタルジーと
私の古いデニムを加工してみました。
バッグの表側にはデニムフロントのボタンナップ、裏側にはヒップポケットを一つ使用。
ヒップポケットは、そのままバッグのポケットとしても使うことができます。
私にとって、デニムはひときわ思い入れのあるアイテム。
中学生の時、母の足踏みミシンでストレートをベルボトムに加工した事がありました。
また、19の時に偶然バイトで入ったのが6坪の小さなジーパン屋。
それがアパレルの仕事に携わった最初の経験でした。
若き日の情熱が、鮮やかによみがえります。
編み柄につづられた物語の行方に思いを馳せて
Le Cadreはニットの再生にもぴったり。
これは、私の古いアランセーターを用いて製作したものです。
アランセーターはもともと、アイルランドの漁師の妻が、漁に出る夫のために冬の間ゆっくりと手間暇かけて手編みをしたのが始まりだといいます。
もし、不慮の事故で遭難し、打ち上げられたとき、そのセーターの編み柄で自分の夫を探し当てるのだとか。
艶やかでシックな黒い額縁で包み込むことによって、編み柄の美しい個性が引き立ちます。
形見のバッグの再生が、大切な人との絆を結び直す
伯母の形見としてもらったクロコダイルのハンドバッグを再生したい―。
それが、初めていただいたオーダーでした。
御依頼くださったN様(東京都)は、若かりし頃、某アパレルのデザイナーをされていたとのこと。
大胆な色使いの粋なデザイン画を、ご自身で描いてお持ちくださいました。
古いハンドバッグを丁寧に分解して、クロコダイルの革を切り出し、手縫いは革の状態を見ながら慎重に、魂を込めて。
ステッチの入れ方や取手の形状など、細部にいたるまで相談を重ねて、N様と一緒に作り上げた、世界にたった一つのバッグです。
N様、ありがとうございました。
帯地を再生すれば、モダンな和装バッグに
Y様(岡山県)からのご依頼は、帯地の再生。
センス良く、トントンと仕様を決めて行かれました。
まずは、たくさんの花のモチーフが織り込まれている中から、お好きなものを二柄選ばれて、黄色系を表側に、紫色系を裏側にレイアウト。
続いて、帯地を囲う額縁の色は黒、ハンドルは赤、という大胆な配色をチョイスされました。
黒革の上に施された赤い色のステッチが、絶妙なアクセントに。
製作中にアトリエに来られた他のお客様たちからは、「わぁ!!こんなの出来るの!?」「かっこいい!!」と、お褒めいただきました。
Y様、ありがとうございました。
素材 | |
本体(外装) | 牛革(栃木レザー) |
本体(内装) | 国産ピッグスウェード |
ハンドル | 牛革(栃木レザー) |
スナップボタン | PRYM ORIGINAL ITALY |
金具 | 本金メッキ |
カラー | |
本体(外装) | 全2色(牛ヌメ革アニリン仕上げ レッド/ブラック) |
本体(内装) | 全5色(ブルー/アップルグリーン/ティファニーブルー/オリーブ/ワインレッド) |
ハンドル | 本体と同じ全2色(色違い可能) |
機能 | |
留め具 | チェーン+Tバー |
ポケット | 内ポケット1個(カードサイズ) |
サイズ | |
本体 | 横巾19cm、高さ24cm、マチ巾11cm |
ハンドル | 高さ12.5cm |
重量 | |
付属品 | |
¥200,000~(税抜)